専務取締役 廣瀬芳博
仕事に対するこだわりはなんですか?と尋ねられると、「こだわりはない」というのが私の答えです。
例えば、タイルのつなぎ目の収まりが悪い事が気になったり、以前キャットウォークを作った時、猫がどれくらい飛ぶか等綿密に計算をして作ったこともありましたが、お客様には気付かれる事がないようなところにも手を抜かずに取り組みます。
この話を聞くと、こだわりがあるように思われるかもしれません。ですが、これはこだわりではなくて私にとっては当たり前の事です。
同業者に見られて恥ずかしいものを作りたくない。
それが私の仕事への姿勢です。
私たちがお客様に寄り添うご提案が出来るのは、お客様との信頼関係を大切にしているからだと思います。
先ほどのキャットウォークの時もそうですが、私は当たり前の事と思って、お客様が気付かないような事も手を抜かずに取り組みます。
それを敢えてお客様に伝えようとしない事が勿体ないとよく言われます。
また、必要のない施工はお客様に勧めません。
以前、お客様にリフォームをお願いされていた時、別の場所もリフォームした方が良いか相談を受けました。その時、お客様に必要などうか判断し、私は必要ないと申し上げました。
その時、お客様はとても驚いていましたが、「何でも工事をした方が良いと言わない、きちんと私たちの事を考えてくれている」と思ってくださったそうです。
私の言葉をきっかけに私たちを信用し、リフォームをご依頼頂きました。
株式会社 進和を設立して、今年で2年目です。
1年目はそれぞれの得意分野だけを仕事で行ってきました。2年目は総合的に建築のサポートが出来るように、不動産業務や土木業務が行えるようにしました。私たちはそれぞれ得意分野が違う人が集まって、仕事をしています。それが建築に関する事なら何でも出来るという裏付けに繋がっていくんだと思います。